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2008/08/15  10:00:07
北島選手の快挙に脱帽です

 ■スポンサーには大きな恩恵

 ■シビアなスポーツビジネスの最前線

 14日の北京五輪競泳男子二百メートル平泳ぎで、北島康介選手(日本コカ・コーラ)が2分7秒64の五輪新記録で優勝し、百メートルと合わせ2大会連続の2冠を達成した。北島選手は所属先の日本コカ・コーラのほか、エステ大手のTBCグループ、ロッテ、ミズノとスポンサー契約を結ぶプロ・アスリートだ。2大会連続2冠の偉業で自らの“商品価値”は高まり、スポンサー企業には大きな恩恵が及ぶ。

 五輪は、プロ選手が自らを売り込むと同時に、スポンサーが選手を品定めするシビアなスポーツビジネスの最前線でもある。

 北島選手は、アテネ五輪後の2005年に日本オリンピック委員会(JOC)が導入したシンボル・アスリート制度の契約を辞退し、自由にスポンサーを獲得できるプロ化の道を選んだ。

 同制度はJOCがCM出演など肖像権を管理し、選手に1000万~2000万円の協力金を払うほか、所属競技団体に強化費を提供する仕組み。

 北京五輪代表では、女子柔道の谷亮子選手や卓球の福原愛選手がJOCと契約している一方、出場を辞退した女子マラソンの野口みずき選手は北島選手と同じプロ組だ。

 ≪エージェント奔走≫

 アマチュア選手のプロ化は2000年のシドニー五輪後にJOCが規制を緩和し徐々に認められるようになった。その第一号が、同五輪の女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子選手とトランポリンで出場した中田大輔選手だ。

 「スポンサー契約は五輪の年までというケースがほとんど。活躍できなければ、スポンサー契約も終了してしまう可能性が高い」

 中田選手のマネジメントを手がける日本スポーツエージェントの古屋博史代表は、勝負の世界の厳しさをこう話す。

 中田選手のスポンサー獲得は苦労の連続だったという。

 300社の企業に電話をかけ、話を聴いてくれることになった106社を3カ月かけて回った。このうち6社がスポンサーになってくれた。

 当時は五輪選手のスポンサーになることが一般化していなかったという。そこで、古屋代表は「中田選手は1カ月間に40本の取材を受け、その度にスポンサーロゴが露出する。それだけでも広告効果は1億~8000万円になる」と、具体的なデータを挙げて説得した。

 ≪期待一身に背負う≫

 選手にとってスポンサーからの収入は、競技に集中できる環境を得る上でも、支えてくれるスタッフの生活を守るためにも欠かせない。古屋氏は「スポンサーがいることで、自らの言動を律することができるようになり、人格形成にも役立つ」と、その効果を指摘する。

 一方で、多額の資金を出したスポンサーの期待は、大きなプレッシャーにもなる。

 北島選手は、そんな重圧のなかで、2大会連続2冠を果たした。(佐竹一秀)

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